犬のしつけ本を買ったことのある方ならご存知かと思いますが、なぜ犬にしつけをするのか?という話です。
ずばり、犬にしつけをするのは問題犬にしないためです。

じゃぁ問題犬ってどんな犬を言うのか?
それは、犬と人間と共生していく上で、問題を抱えている犬のことを言います。
たとえば、人を噛む犬や、無駄に吠える犬なんかを問題犬といいますね。
そうならないために、犬にしつけをするんです。

犬で、生まれたときから問題犬という犬はいません。でも問題犬はたくさんいます。どうして、問題犬になってしまうんでしょう...。
考えられる原因は、飼い主が犬を愛し過ぎてしまった。もしくは、飼い主が犬をまったく愛せなかった。ということが多いと思います。
そういう問題犬は、捨てられたり、保健所に連れて行かれたりと...愛犬家としては信じられないようなことが毎日起こっています。
愛玩動物飼養管理士になって、捨てられたり、保健所に行くことになってしまう犬があまりにも多いこと、原因のほとんどが飼い主にあるということを実感しました。

犬のしつけで一番大切なことは、飼い主と愛犬の間の信頼関係、主従関係です。
とはいえ、犬がお家にやってきたその日から、飼い主を認めて、慕ってくれるわけもありません。犬へのしつけを通して、そういう関係を築いていけばいいんです。
犬のしつけは、別にプロのトレーナーじゃなくてもできます。
というか、永続的に効果のある犬のしつけは、飼い主自ら行うしかありません。

プロのトレーナーには、犬のしつけの方法や、犬のしつけで困ったことなどがあったときに、助けてもらいましょう。
プロを自称していらっしゃる方々は、ご近所さんの体験談では解決できないこと、間違ったしつけをキチンと修正してくれます。
しつけのアドバイスをたくさんもらって、愛犬をどんどんいい犬にしていきましょう。
そういう方を言い方は悪いですが、どんどん利用しましょう。

犬にしつけをしていると「うちの犬バカなんじゃないか？」という疑問や、
「あんまり良くならないから、やめちゃお」という気持ちになると思います。
犬は一般的に3週間同じ行動を繰り返すと覚えるといわれます。
とはいえ、うちのコーギーたちも、2週間でばっちりの時もあれば、3ヶ月かかった時もありました。
あせらず気長に、根気よく。これが犬のしつけで一番大切なことです。

犬のしつけで悩んでいるのは、あなただけじゃありません。私も悩んでます。
あきらめずに、一緒にがんばって行きましょう!!

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